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2022.07.15

Welpa相談室 vol.11 私の歯のケア、間違ってませんか?

#Welpa相談室

気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから…とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか? Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第11回は、歯のケアについて。やるべきとわかっていても毎食後に歯磨きができない、将来の歯周病が心配…どうケアすればいい? NINE DENTALの竹山先生にお話を伺いました。

Illustration Yukiko Kata

Text & Edit RCKT / Rocket Company*

お悩み:歯周病って歯茎が弱くなる病気というイメージがあるんですが、若いうちから歯磨きをしっかりしていれば防げますか?

 

はい、そうですね。ただ、正しい方法で歯磨きをしたとしても、毎日のご自身の歯磨きだけではケアしきれないのが実情です。我々、歯磨きのプロである歯科医師でも一年に数回は歯のクリーニングを受けます。一般の方なら3〜6ヶ月に一回くらいのペースで受けていただけるといいかなと思います。

 

あわせて、クリーニングを受けるタイミングで歯科医師や歯科衛生士から正しいお口の健康情報を得ることも大切。我々は仕事柄、毎日歯のことを考えているので隅々まで意識して歯磨きできるのですが、普通は歯のことを考えるのは歯磨きしているときくらいだと思うんですよ。それ以上求めるのも現実的ではないので、モチベーションを保ってもらうためにも、定期通院と情報のアップデートが必要なんです。

 

ところで歯周病について、10代は重症化することはほとんどないです。ただ、20代以降から免疫機構が変わるので20代から歯周病菌が定着して、30歳以降から歯周病が重症化し始めるので若いうちにケアの習慣をつけることがとても重要です。

薬用マウスウォッシュ コンクールF

お悩み:毎日忙しくて、夜寝る前にさっと歯磨きしておしまいです。時間がないなか、歯のケアをしっかりするにはどうすればいいでしょうか?

 

毎食後に歯磨きしてもらうのがベストです。でもどうしても忙しすぎるという方は、寝る前だけでいいと思います。というのも、唾液の中には再石灰化を促す成分や炎症を抑える成分が豊富に含まれており、バイ菌を殺菌するような効果があります。寝ている間は嚥下回数が低下するので、唾液の量は減る、だから朝起きたら誰でも口がネバネバしてるんですよ。唾液の量が減っているから、唾液の作用が弱まる睡眠中に、お口の中が汚れていると一気に虫歯と歯周病が進行します。起きてる間は唾液が豊富にでますから、実はそんなに進行しない。進行するのは夜なので、どうしても歯磨きは1日1回しかできないというのであれば夜寝る前がベストなタイミングです。毎食後、歯磨きできない場合はマウスウォッシュをしたり、ガムを噛んで唾液を出したりするといいですよ。

 

本当は、食後なるべく早く歯磨きすることを習慣にできればいいんですけどね。口の中ってよく見えないから、ケアのモチベーションが上がりにくいかもしれません。NINE DENTALでは必ず口の中の写真を撮るのですが、写真を見るとほとんどの方がびっくりしますよ。「こんなに汚かったんだ!」と。ちゃんと口の中の状況がわかると、意識が変わります。髪の毛や肌のお手入れをするのと同じように、ぜひ歯のケアにも関心を!

教えてくれたのは、歯学博士の竹山先生

先生のプロフィール・クリニック

竹山 旭

 

大阪歯科大学歯学部歯学科卒業。大阪歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学専攻博士課程修了。いくつかの歯科大学の講師などを歴任後、2019年、大阪府堺市に「竹山歯科口腔医院」開院。株式会社NOVENINEの代表取締役歯科医師を務め、口臭から疾患の早期発見につなげる歯ブラシや、オンライン歯科相談窓口の開発・運用に携わっている。研究歴、受賞歴多数。主な著書に、『歯科医療を通じて,ヘルスケアの未来を創る。IoT スマート歯ブラシ“SMASH”の開発』、『医療・介護の現場で役立つベーシックオーラルケア BOCプロバイダー入門』(2020長縄拓哉との共著)などがある。

 

 

NINE DENTAL 心斎橋PARCO

大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO10F

06-4708-8882

10:00〜20:00(最終受付19:00) 

 

https://www.tdoc-dent.org/nine_dental/

 

※WEB予約後に『WEB問診』を行うとスムーズにご案内が可能です。

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