2023.10.27
Welpa相談室vol.17 大人になってからの歯の矯正って、大変ですか? 矯正が得意な病院の見分け方って?
気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから…とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか? Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第17回は、歯列矯正について。興味はあるけど不安、どこを選べばいいかわからない…そんな悩みを解決すべく、NINE DENTALの木下先生にお話を伺いました。
Illustration Yukiko Kata
Text & Edit RCKT / Rocket Company*
Q. ずっと前から歯並びが気になっています。きれいにしたいのですが、大人になってからの矯正は抜歯しないといけないのでしょうか?
確かに、20歳を超えると顎の骨の成長が止まるので広げようがなく、ガチャガチャに並んでいるのであれば歯を抜いて、きれいに生えるように矯正します。
例えば顎の骨を土地、歯を家と考えると、子供なら土地そのものを広げてあげることができますが、大人の場合は広げようがないので、決められた土地のサイズのところに家を建てるのは家を小さくするしかないよね、ということです。だから、大人の矯正では歯を抜くことが多いです。
抜歯による将来的なリスクは、ほぼ無いと言われています。むしろ歯並びが良くなることで歯磨きがしやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
Q. 歯列矯正は高額で、しかもクリニックによって金額が違うと聞きました。仕事が忙しいので、通院頻度や期間も気になります。
歯列矯正は自費診療ですので、おっしゃるとおりクリニックによって金額が異なります。
相場ではワイヤー矯正で80〜100万円、マウスピース矯正で100〜120万円前後です。
見た目が気になる方はマウスピースを、マウスピースは毎日のつけはずしが面倒という人はワイヤーを選ばれますね。マウスピースは見た目ではほぼわからず、テレビでタレントさんがつけているのをよく見かけますが、おそらく一般の方が見てもわからないのではないかと思います。
通院頻度は、一般的にはワイヤー矯正で月に1度、マウスピース矯正で2〜3か月に1度です。期間は1〜2年が多く、長くても3年ですね。期間が短いのは大人になってから歯列矯正をするメリットといえます。お子さんの場合、骨の成長に合わせて10〜12歳頃から20歳頃までかかることがほとんどなので。
また、例えば前歯だけ気になるからそこだけ直したいという場合、奥歯のかみ合わせが正常であれば前歯だけ矯正することもできます。期間も半年から1年ぐらいの間にすることができ、かつ費用もNINE DENTALだと一部分の前歯矯正だったら35万円とお安くなります。気になる方はまずカウンセリングをおすすめします。
※ワイヤー矯正・マウスピース矯正は公的医療保険が適用されない自由診療です。費用は施術方法や目指す状態により異なります。
※表記はすべて税別価格です。カウンセリング、通院時の矯正管理料・調整料が別途かかります。
Q. 歯科ってたくさんあるのでどこを選べばいいかわかりません。歯列矯正が得意なクリニックの見分け方ってあるのでしょうか?
まずは「矯正歯科」という名前のクリニックであれば、矯正専門のドクターが対応するので確実です。ただ、そういったクリニックでは虫歯の治療ができなかったり、抜歯ができないところもあるのでその場合は別のクリニックに依頼することになります。
あるいは「矯正」と名前についていなくても、矯正を専門とするドクターがいるところなら安心だと思います。クリニックのホームページに実績が載ってないか見てみるといいですね。NINE DENTALでは現在、矯正を扱うドクターが在籍しています。
先生のプロフィール・クリニック
●木下 佳都栄 (歯科医)
朝日大学歯学部卒業後、幅広い治療に関する技術を習得し、海外でも約4年半の間院長として多岐にわたる症例の診療に従事。帰国後、2022年にNINE DENTAL 心斎橋PARCOの院長に就任し現在に至る。さまざまなバックグラウンドを持つ患者に対応してきた経験をもとに、患者の気持ちに寄り添う診療を心がけている。
●NINE DENTAL 心斎橋PARCO
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO10F
10:00~20:00(19:00最終受付)
※臨時で休診の場合がございます。最新の営業時間はクリニックHPをご確認ください。
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