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shinsaibashi

2022.04.01

Welpa相談室 vol.06 サプリメントにまつわる疑問を薬剤師さんに聞きました。

気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから…とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか? Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第6回は、サプリついての疑問。なんとなく知ってはいるものの、よくわかっていないサプリメントについてウィーズファーマシーの薬剤師・髙橋さんにお話を伺いました。

Illustration Yukiko Kata

Text & Edit RCKT / Rocket Company*

お悩み:サプリに興味があるのでですが、たくさん種類があってどれを選べばいいのかわかりません。

まず、食事と栄養のバランスについてお話させてください。みなさん、小学校の授業で「五大栄養素」や「三色食品群」といった、「食品」そのものに含まれる栄養素を勉強した覚えがあると思います。農林水産省が公表している「食事バランスガイド」では、日常の食事で「何を」「どの程度」食べれば、栄養の偏りがないのか? どのような組み合わせで料理を食べればよいのかを簡単に調べることができます。最近食べた食事について調べてみてください。どんな働きをする栄養素を、どれだけ摂取できているのか? どんな働きをする栄養素を、どれだけ摂取できていないのか? ご自分の栄養の摂取量を調べることが健康管理につながります。


さて、ご質問のサプリについて。前提として、サプリメントは薬ではなく食品なんです。医療用医薬品や市販薬のように、臨床研究や大規模データをとって有効性が認められているというものではないんです。サプリメントは医薬品ではなく、あくまでも食品です。基本的には、食生活で栄養をとって、それでも足りないものをサプリメントや市販薬で補うというつもりでいてください。つまり、サプリメントや市販薬を食事の代わりにしないでくださいねということです。


医薬品ではなく、食品であるということと関連しますが、サプリメントのなかには成分の量が記載されていなものもあります。なるべく成分量が明記されているものをえらぶのがおすすめです。

また、サプリメントは多種多様です。例えば、「ビタミンのサプリメントが欲しい!」という場合、
・ニキビや肌荒れのため
・美白やしみそばかす改善のため
・疲れが抜けないから
・口内炎が治らないから
・食生活で足りないと思ったから補いたい 
…など、目的によっておすすめする成分が異なるんです。選ぶときは「目的を明確にする」ことが大切。そのあと、「必要な成分は何かな?」「成分量はどのくらいはいっているの?」と選んでいきます。そして、「どっちが安い?」なんてことも考えちゃいますよね。


さらに、サプリメントやハーブは医療用医薬品や市販薬との飲み合わせがよくないものもあるんです。「えぇ~、何それ?」ってなりますよね。ご自分で調べるのは大変なので、薬局やドラッグストアの薬剤師、登録販売者に相談してみてくださいね。

教えてくれたのは、薬剤師の高橋さん

髙橋直子

薬学修士。感情を整える専門家:カウンセラー&ヘルスケアコンサルタント。病院の薬剤部勤務を経て、保険薬局の薬剤師兼私立大学薬学部で薬剤師として勤務。現在は、薬剤師として健康な方から病気療養中の方の健康サポートをする傍ら、『笑顔あふれるマインド作り』をテーマとして、学生や会社員を対象としたソーシャルメンター、医療コンサルタントおよび研修講師としての活動も行う。日常の健康相談に加え、クリアリング、アドラー心理学、認知行動療法、アンガーマネジメント、コーチング、スマイルトレーニングなどを活用したカウンセリングが得意。立命館大学薬学部 医療コミュニケーション講座担当、「感情を整えたらうまくいく!輝塾」主宰。

 

 

ウィーズファーマシー心斎橋薬局

大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO10F

06-6121-2687

 

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