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2022.06.10

Welpa相談室 vol.10 夏場に気になる汗の臭い、目の下のクマ…対処法はある?

#Welpa相談室 #クリニックフォア

気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから…とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか? Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第10回は、気になる汗と目の下のクマがテーマ。なぜ起こるの? 断ち切る方法はある? CLINIC FORの圓山先生にお話を伺いました。

Illustration Yukiko Kata 

Text & Edit RCKT / Rocket Company* 

お悩み:夏場の通勤、汗の臭いで会社の人に迷惑をかけてないか心配です。臭いを断ち切る方法はありますか。

汗自体に臭いはなくて、汗を分解する雑菌が臭いのある物質を作っているんです。だから、シンプルな対策としては汗をかいたあとに早め(1時間以内が目安)に拭き取ることです。やらないよりはマシかな、というくらいですが。制汗スプレーも効果が期待できます。 
 
汗の臭いは多汗と同じではないものの、元の原因は汗なので汗を止めてしまえばいずれも解決します。多感症の処方薬でエクロック®︎ゲルという塗り薬が最近出てきています。汗腺のアセチルコリンの働きを局所でブロックすることで汗を抑える薬で、脇の多汗症治療であれば保険適用されますよ。毎日塗らないといけないので、面倒といえば面倒なのですが。 
 
あとは今、一番手軽なのがボトックス注射ですね。頭・首・脇・手のひら・足のひらなど、どこにでも打てます。一回注射を打つと、半年から9ヶ月くらい汗の量を抑える効果が持続します。症状によっては保険適用できる場合もあるのですが、ハードルが高く、高額になりがちなのがネックですね。 

お悩み:クマが気になります。対処方法を教えてください。

クマの対処は極めて難しいですね。クマには黒クマ・青クマ・茶クマと3種類あります。黒クマは目の下の皮下脂肪が出てきて、その影になっている。そもそも皮膚が薄いところなので、年齢とともにコラーゲンが減ってハリが失われることも要因です。この対策としては、ヒアルロン酸などを注入するのが効果的です。 
 
青クマは、皮下の毛細血管が透けて見えていることによるもの。原因はコラーゲン減少か、むくみかに分かれます。コラーゲンが減ったことが原因の場合、これもコラーゲンを増やすためにレチノールなどを塗っていくか、皮膚の表面と血管の間に隙間があれば青く見えないわけなのでこれもヒアルロン酸を注入することで対処ができます。コラーゲンの減少ではなく、むくみで血管が鬱血して青く見えている場合、よくあるのが徹夜の翌日に目の下にクマができているというパターンですが、この場合は枕を高くして寝て鬱血しないようにするとか、ホットアイマスクを使うとか、ビタミンEなどのサプリメントを摂るとかすると割とすぐよくなる、もしくは予防できると思います。 
 
茶クマは紫外線や摩擦で起こった色素沈着によるもので、黒クマはくぼみの影なので引っ張ると消えますが茶クマは引っ張っても消えません。ただ、黒クマだったら茶クマじゃないとかいうものではなく、まざっていることも多くて対処が難しいんです。判断がつかなかったら、皮膚科で相談してもらうのが一番ですよ。 

教えてくれたのは、皮膚科医の圓山先生

先生のプロフィール・クリニック

圓山 尚

 

クリニックフォア新橋院長。お肌の状態に合わせて「内科・皮膚科・美容皮膚科」と幅広い診療科目から最適な治療法を提案。丁寧な問診と、きめ細かな説明にも定評がある、美のかかりつけ医。

 

 

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