2023.12.22
へとへとな日のおたすけレシピ vol.3 「温かい蒸し寿司&とろろ昆布と梅のお吸いもの」
帰りは遅いし、へとへとだけど、ごはんを食べて「おいしい」と思う瞬間は、毎日を健やかに過ごすために大切なこと。すぐ真似できるような、ぱぱっと作れて、ほろっと沁みる優しい料理で“おつかれさま”な心身を整えましょう。
毎日忙しく頑張るあなたのために、料理研究家・植松良枝さん考案のレシピをお届けします。Vol.3は、ゆずの香りが広がる蒸し寿司を紹介します。
Food Yoshie Uematsu
Photography Ryo Yonekura
Text & Edit RCKT / Rocket Company*
●材料/2人分
<酢飯>
・温かいごはん 400g
・すし酢 65g(酢大さじ3、砂糖大さじ1と1/3、塩小さじ2/3)
・白ごま 小さじ1と1/2
・柚子 1/2個
<具材>
・卵 1個
・塩 ひとつまみ(そぼろ卵用)
・酒 小さじ1/3(そぼろ卵用)
・カニカマ 80〜100g
・しらす 30g
・刻み三つ葉 適量
*おせちの余ったかまぼこなど、冷蔵庫にある好きなものをのせても◎
<お吸い物>
・とろろこんぶ 3g
・刻み三つ葉 3〜4本
・梅肉 小さじ2(梅をたたいたもの)
・湯、醤油 適量
★詳しい作り方は、Welpaの公式Instagramのリールをチェック♪
●作り方 (調理時間 約20分)
溶き卵に塩、酒を混ぜ、細かめのそぼろ卵(スクランブルエッグ)を作る。カニカマは食べやすい長さに切って粗くほぐす。熱々のごはんに、すし酢、白ごま、柚子皮は黄色い表面の皮を薄く削いでみじん切り(または千切り)にして混ぜ、ゆず酢飯を作る。
*市販のすし酢を使う場合、メーカーにより塩気や味わいが違ってくるので、大さじ4〜5を目安に、味見しながら加えていきましょう。
耐熱皿に①を盛り、上にそぼろ卵、カニカマ、しらすなどの具材をのせ、ふんわりラップをかけてレンジ(500W)で約1分~1分半温めれば、蒸し寿司が完成。皮をむいたあとに残った柚子をスライスして酢飯に重ねて一緒に蒸すと、さらに香りよいおいしさに。仕上げに、刻み三つ葉を散らす。
*せいろで蒸す場合は約3~4分を目安に。見た目も美しく華やかで、洗いものもラクチンです!
お椀にとろろこんぶ、梅肉、みつ葉、醤油少々を入れ、湯を注げば、お吸いものも完成。
●料理のおたすけメモ
ふわっと立ち上がる柚子の香りが心地よく、おもてなしにも便利な簡単蒸し寿司。蒸すことで酢の酸味がまろやかになり、お米もふっくら。酢飯の上に、しらす、カニカマ、かまぼこ、そぼろ卵、蓮根の酢漬け等、火を使わない栄養食材をのせれば、ノンオイルでタンパク質多めな食事に。ゆずの皮や果汁がビタミン補給をサポート。お湯を注ぐだけのお吸いものは梅の塩気で体が温まり、とろろこんぶはミネラル補給に役立ちます。(植松さん)
●レシピを考えてくれた方
植松良枝 / 料理研究家
四季に寄り添った、ジャンルに捉われない食と暮らしを提案。一児の母としても忙しい日々の中、SNS で発信している素敵なライフスタイルに憧れるファン多数。季節ごとに料理教室も開催している。『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』プレジデント社、『ヨヨナムのベトナム料理』文化出版局、『春夏秋冬 ふだんのもてなし』KADOKAWA など著書多数。
@uematsuyoshie
■料理教室
https://coubic.com/hibinomamagoto#pageContent
■ウェブサイト
https://linktr.ee/yoshie_uematsu