2022.08.05
Welpa相談室vol.14 美白におすすめのコスメ、気になる「ハイフ」や「ダーマペン」について教えてください。
気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから...とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか?Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第14回は、美白におすすすめのコスメと、美容皮膚科のビギナー向けのメニューについて。よく聞く「ハイフ」や「ダーマペン」の仕組みとは。また、どれくらいの頻度で効果が出るのでしょう。CLINIC FORの圓山先生にお話を伺いました。
Illustration Yukiko Kata
Text & Edit RCKT / Rocket Company*
Q. 美白を強化したいです。ドクターズコスメや市販の薬で効果的なものはありますか?
塗り薬で、美白効果が最も高いものは「ハイドロキノン」です。薬局には置いてないかもしれないですけど、医薬品ではないのでネットでも買えます。ドクターズコスメだと、「ゼオスキン」や「プラスリストア」にもクリームがあります。ハイドロキノンは、濃度が高くなればなるほど効果が高くなる一方、肌の赤みやかぶれ、シミ、アレルギーなどの副作用も強く出ます。日本ではだいたい濃度4%くらいがドクターズコスメの上限なんですが、ネットだと海外製で濃度10%程度のものまで買えてしまうんです。その分、海外製はかぶれを予防する意味でステロイドが混ざっている製品もあるんですけど、ステロイドを肌に使い続けていると皮膚が薄くなったり、赤みが出たり、ニキビの原因になることも。知らずに使っていると、シミはある程度薄くなっても、次第に顔が真っ赤になってしまう恐れもあります。ハイドロキノンのクリームを使用する時間は、基本的には夜。日中は紫外線を浴びたり、マスクで肌に負担がかかって、余計なかぶれのリスクが高くなるので。日焼けで真っ赤になった皮膚には刺激が強すぎるので塗らないでください。
美白を目的とされているお客様に、当院では、ハイドロキノンのクリームもそうですが、白玉注射や美容点滴のご案内もしています。注射と点滴どちらにも含まれる「グルタチオン」という美白成分は、抗酸化作用を持血、肌の老化の原因となる活性酸素による酸化ダメージから細胞を守り、黒色メラニンを抑制してくれます。注射なら最短5分で終えられるので、忙しくて時間のない方も気軽に美白を始められます。
Q.美容皮膚科の施術に興味があるけど、まだ踏み込めません。初心者も気軽にできるメニューを教えてください。
できるだけ顔に傷をつけず自然にリフトアップできる、ということで最近大きく注目を集めているのが「ハイフ」ですね。皮膚を切って釣り上げるような外科手術に比べると当然効果は劣るんですが、始めやすいと思います。頻度の目安は、半年〜1年に1回くらい。施術直後から少し肌のハリを感じると思うのですが、実際は、超音波の熱エネルギーによって傷んだ組織が新しく生まれ変わる形で効果が出てくるので、リフトアップを実感するのは1ヶ月後からと言われています。あと、相変わらず人気なのは「ダーマペン」。高速振動で1秒間に1920回、針を肌に刺し、その傷んだ皮膚を再生する自然治癒力によってコラーゲンを増やしてあげることで、ニキビ跡のクレータの凸凹、毛穴、ハリ、ツヤ、この辺りを改善してくれます。皮膚の老化が気になる方は、30歳くらいから定期的にやっていった方がいいと思います。毎月1回の頻度でやっていただき、3〜5回目くらいで効果が表れるはずです。
先生のプロフィール・クリニック
圓山 尚
クリニックフォア新橋院長。お肌の状態に合わせて「内科・皮膚科・美容皮膚科」と幅広い診療科目から最適な治療法を提案。丁寧な問診と、きめ細かな説明にも定評がある、美のかかりつけ医。
クリニックフォア 心斎橋PARCO
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO10F
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