2023.11.10
Welpa相談室vol.18 顎が痛む、ポキポキ音が鳴る …これって顎関節症!?何科に行くべき?
気になっているけど、病院へ行くのはちょっと大袈裟だから…とほったらかしている身体や心のお悩み、ありませんか? Welpa相談室では、そんな日々のモヤモヤに耳を傾け、わかりやすくお答えします。第18回は、顎関節症について。顎が痛む、ポキポキ音が鳴る…歯が痛いわけじゃないけど歯医者に行くべき? 予防法は? NINE DENTAL の木下先生にお話を伺いました。
Illustration Yukiko Kata
Text & Edit RCKT / Rocket Company*
Q. 口を開くと顎が痛くなったり、ポキポキ音がします。これって顎関節症? どの科を受診すべきでしょうか?
耳の前あたりを触ると、口を開けたらへこむ部分があるのはわかりますでしょうか。
ここが下顎の骨と上顎の骨の間、「関節円板」と呼ばれる軟骨のようなものなのがある部分です。その周りには筋肉があるのですが、これらの動きに不協和が生じて痛くなったり、ポキポキ・ジャリジャリ音が鳴ったりするというのが顎関節症なのです。
顎関節症の場合、歯科を受診してください。なかでも口腔外科を専門にしているドクターがいるところがおすすめです。NINE DENTAL には曜日により口腔外科のドクターもいますので、予約の際に「顎関節症で」とお伝えいただけるとスムーズです。
Q. 顎関節症の治療法や予防策はあるのでしょうか?
治療としてはマウスピース、咬筋ボツリヌストキシン治療が考えられます。
マウスピースだと保険適用になる場合があり、咬筋ボツリヌストキシン治療だと自由診療で、対応できる病院が限られます。
NINE DENTALでは対応しており、1 回あたり 33,000 円(税込)です。人によって治療回数が異なります。
日常生活の癖を治すことで、改善することも多いです。顎関節症の原因はいろいろあるのですが、代表的なものとして「姿勢」や「歯のかみ合わせ」、「歯軋り」があります。姿勢では、例えばうつ伏せ寝、片側だけ頬杖をつく、荷物を片側の肩にかける、ずっと下を向いてスマホを見る、といったこと。
人間、右利き・左利きがあるので難しいのですが、なるべく左右バランスよく荷物を持つ、下を向くと下顎が圧迫されるのでなるべく目線を正面にするといったことに気をつけることは、顎関節症の予防や改善に役立ちます。
また、大きく口を開けすぎない、非常に硬いものを噛まない、といったことで物理的な負担を軽減することも大切です。
実際、顎関節症を治すことで肩こりや腰痛が緩和されたという方もいます。身体はつながっているのですね。
先生のプロフィール・クリニック
●木下 佳都栄 (歯科医)
朝日大学歯学部卒業後、幅広い治療に関する技術を習得し、海外でも約4年半の間院長として多岐にわたる症例の診療に従事。帰国後、2022年にNINE DENTAL 心斎橋PARCOの院長に就任し現在に至る。さまざまなバックグラウンドを持つ患者に対応してきた経験をもとに、患者の気持ちに寄り添う診療を心がけている。
●NINE DENTAL 心斎橋PARCO
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO10F
10:00~20:00(19:00最終受付)
※臨時で休診の場合がございます。最新の営業時間はクリニックHPをご確認ください。
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クリニック情報
NINE DENTAL 心斎橋PARCO
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