2024.11.20
オイリードライ肌に、日焼けたままの肌など。乾燥必至の秋冬肌悩みに効く成分を教えて! 【Welpa相談室vol.30】
なんとなく身体や心のモヤモヤ・不調があっても、「いま忙しいから」「病院に行くほどでもないから」とやり過ごしてしまうこと、ありませんか? Welpa相談室は、そんなスルーしがちな心と身体の声に寄り添い、ドクターや専門家に気になるアレコレを相談できる場所。
今回のテーマは、乾燥にまつわるお悩みについて。秋から冬に向けて、より一層気になる肌の乾燥悩みにヒントをもらうべく、効果的な成分やアイディアなどを、セルフケア薬局の小川さんに教えていただきました。
▶INDEX
—お悩み①:夏の日焼け肌が、なかなか元に戻らない
—お悩み②:肌表面はオイリーなのに内側は乾燥している、インナードライが気になる
—お悩み③:乾燥必須の季節におすすめの栄養素は?
夏の日焼け肌が、なかなか元に戻らない
—夏の間に日焼けした肌を元に戻したいです。インナーケアとアウターケア、それぞれどんなことを意識するのが良いでしょうか?
インナーケアには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む食べ物がおすすめです。アウターケア、つまりスキンケアとしては、のちにご紹介するパンテノールの入ったものを使うように意識すると良いでしょう。
—インナーケアには、ビタミンが大切なのですね!中でも A・C・E が良いのは、なぜです
か?
ビタミンAには、日焼けにより軽いやけどのようなダメージを受けてしまった粘膜の修復を助ける働きがあります。ビタミンCにはメラニンを抑えて色素沈着を防ぐ効果があり、ビタミンEには、新陳代謝アップが期待できます。またビタミンEは血流も改善してくれるので、肌の乾燥予防にも良いでしょう。
—ビタミンA・C・Eを摂取できる、食材やサプリメントにはどんなものがありますか?
ビタミンAは、レバーや卵、牛乳に加え、緑黄色野菜にも含まれています。ビタミンCはフルーツに含まれることが多いです。ビタミンEはアーモンドや緑黄色野菜から摂ることができます。サプリメントであれば、ビタミンAとEを含む「マルチビタミンBR」、ビタミンCを含む「C1000+ベジタブル」がセルフケア薬局でも取り扱いがありますので、気になる場合はぜひご相談ください。
ビタミンC(1,000mg)に、大麦若葉・ケールなど8種の国産野菜、ケルセチンをバランスよく配合。「C1000+ベジタブル」¥2,592(税込)
—ビタミンCは尿などと一緒に流れ出やすいので、一日に何回か摂取するのが良いと聞いたことがあります。摂取する頻度やタイミングで気をつけることはありますか?
ビタミンCの場合は分けて摂ることが大切で、目安としては1日3回に分けられると良いでしょう。一方、ビタミンAとビタミンEは、摂りすぎ注意な成分です。脂溶性ビタミンなので、食後の摂取をおすすめしていいます。どの成分も規定の容量で正しく摂取することが大切なので、サプリメントを取り入れる際は、医師や薬剤師に相談しましょう。
—スキンケアでの注目成分に挙がった、パンテノールについても教えてください!
そもそも日焼け肌とは、炎症を起こして乾燥している状態。吸湿性の高いパンテノールは、高い保湿力で潤いを保ちながらもキメを整えます。加えて、炎症を和らげて鎮静化したり、潤いのある角質層を育みバリア機能をアップさせる働きもあるため、日焼け肌へのケアに適しているのです。セルフケア薬局で取り扱っているパンテノールが配合されたスキンケアアイテムには、「シカプラストリペアクリーム」があります。
日本人の敏感肌を考えて開発された保湿クリーム。「シカプラスト リペアクリーム B5+」¥2,970(税込)
肌表面はオイリーなのに内側は乾燥している…これってインナードライ?
—カサカサ肌というよりもオイリー肌なのですが、内側は乾燥している感じがします。いわゆるインナードライだと思うのですが、原因を知りたいです!
インナードライとは、肌内部が乾燥していることで、身体が「守らなければ!」と考えて皮脂分泌が過剰になり、内側と外側でギャップが生まれてしまっている状態です。そもそもの原因である肌内部の乾燥は、肌の保湿機能が低下することにより起こります。
—肌内部の乾燥と、過剰な皮脂分泌をなんとかする必要があるのですね!まず肌内部の乾燥対策には、どんな成分が良いでしょうか?
先ほども登場したパンテノールやセラミドは、角質層に働きかけ、保湿やバリア機能を高める働きをします。これらの成分をスキンケアに取り入れると、肌内部からケアができるのでおすすめです。
—過剰な皮脂分泌に対しては、どんなことができるでしょうか?
ビタミンB2やビタミンB6は、皮脂分泌をコントロールできるので、これらのビタミンを意識的に摂ると良いでしょう。
—ビタミンB2やビタミンB6を含む食材やサプリメントを教えてください!
肉や魚、レバーや大豆などに含まれています。これらの食材を取り入れた食事の習慣化が難しい場合は、サプリメントに頼るのも一案です。「マルチビタミンBR」はセルフケア薬局でも取り扱っていますので、摂取を検討される場合はご相談いただけたらと思います。
ビタミンB群を豊富に含んだサプリメント。「オーソサプリPro マルチビタミンBR(90粒)」¥3,780(税込)
—インナーケアとアウターケア、両方取り組む必要があるのですね。
外からと中からでは、アプローチが全然違うので、どちらかではなく両方取り入れるのが望ましいです。インナーケアをしているから問題なし、ということはなく、外的刺激から肌を守るためにも、アウターケアと両立することが大切です。
また、「オイリー肌だから乳液はいいや」とお話しされる方もいらっしゃるのですが、皮脂分泌がうまくできていない肌こそ、スキンケアが大切になります。オイリー肌であれ、乾燥肌であれ、しっかりと保湿を心がけて欲しいです。
乾燥必須の季節におすすめの栄養素は?
—これからの季節、寒さも乾燥もどんどん厳しくなっていきます。そんな時期に乾燥対策として摂りたい栄養素には、どんなものがありますか?
アウターケア・インナーケアともに、セラミドの補給をおすすめします。また、腸内環境を整えることも大切なので、発酵食品や食物繊維も意識的に摂ると良いです。
—セラミドはスキンケア成分としてだけでなく、インナーケアにも良いのですね!どんな食材から摂取できますか?
セラミドはこんにゃくや米、きのこや大豆などに含まれています。これらの食材は比較的日常的に摂取しやすいものではありますが、苦手な場合などはサプリメントに頼ることも可能です。
セルフケア薬局ではセラミドそのもののサプリメントの取り扱いはないのですが、セラミドの精製材料となる「マルチオイルωR(オメガ アール)」があるので、ご相談ください。
—腸内環境を整えることが、乾燥肌の改善につながるのはなぜですか?
腸内を良い環境に整えると、ターンオーバーが正常化します。すると、肌の水分量が高まりやすくなり、乾燥の改善につながります。
—“腸活”というと、発酵食品のイメージはありますが、食物繊維も大切なのですね!
食物繊維は、良い腸内環境に大切な善玉菌のエサになるので、発酵食品と合わせて摂るのが効果的です。ただ食物繊維は日常生活の中で不足しやすい成分でもあるため、セルフケア薬局でも取り扱いのある「オーソビタミックスファイバー」などのサプリメントで摂取するのもおすすめです。
ビタミンC(500mg)をメインに、ビタミンB群・ビタミンP・食物繊維(3.3g)を配合した、水に溶かす顆粒サプリメント。「オーソ ビタミックス® ファイバー」¥4,104(税込)
—食物繊維を摂るにあたり、おすすめの時間帯はありますか?
今回の目的だけであれば、特に指定の時間帯はありません。ただ、腸を動かすという目的もプラスするのであれば、朝の摂取がより好ましいです。
食物繊維を正しく摂ることは、腸内環境を整えるにとどまらず、便秘を予防・改善したり、それに連動して太りにくくもなる。より健やかな身体づくりにつながっていくのです。
※記事内で紹介している商品は、セルフケア薬局でもお取り扱いのある商品です。サプリメントや漢方は、薬剤師に相談の上服用してください。
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